愛犬がシニアになったから、という理由でシニア犬専用フードに切り替えようか迷った経験はありあませんか?
専用フードが売られているとつい切り替えなくちゃ、と思ってしまいますよね。
ですが、結論から言うとシニア犬だから専用フードに変更しなくてはならない、ということはありません。
全年齢を対象としたフードでも優れた商品はたくさんあり、シニア犬専用フードが全てにおいて優れている、ということではないからです。
大事なのは目の前のわんちゃんにとって最適で、飼い主が安心して続けたい、と思えるフードを見つけること。
シニア犬になることで様々な症状がでてきますが、それらの中で確認するべきチェックポイントをおさえれば、わんちゃんにとって最適なフードを見つかるはずです。
ここではシニアとなった愛犬にとって最適なフードを見つけるためのチェックポイントを紹介します。
シニア犬という理由だけで専用フードに変える必要はない

シニア期のフード選びは目の前の愛犬ありき
犬のライフステージでは小型~中型犬だと7才、大型犬だと5~6才からシニア期になります。
ただ、その年令になったからすぐに老化の特徴が現れるわけではなく、個体差もあります。
フードを見直すタイミングはそれぞれですが、悩みが具体的に出てきたり、気になってきたらそれがベストな時期です。
シニア専用でも質の低い材料が使われていることも
冒頭でも話したとおり、シニア専用フードに理由なく変更する必要はありません。
市販品でよくあるケースですが、長く同じブランドを利用してもらうために年齢別、犬種別でラインナップを展開していますよね。
実際は、コストを抑えるためにシニア犬には与えたくない穀物が主原料で質の悪いタンパク源を使っていたり、有害な添加物や副産物を使っていることが多いです。
逆に、全年齢対象でも高い品質や安全性が保証され、シニア犬になっても食べさせ続けたい優秀なフードがたくさんあります。
もちろん、シニア犬の悩みにしっかり応えてくれるプレミアムフードも存在します。
そんな優れたフードの中から、目の前の愛犬にとって食いつきがよく、健康が維持されて飼い主も納得できるフードを選べるのが理想ですね。
次に、シニア犬にとって最適なフードを選ぶために、チェックしてほしいポイントを5つ紹介します。
シニア犬フード選びの検討ポイント5つ

ベストなフード選びをするための検討ポイントを紹介します。
- 愛犬に適したタンパク質・脂質・カロリー
- 涙やけや食いつきなどの悩み
- フードのタイプ・粒の大きさ
- 愛犬に与えたい安全性や品質
- 続けられる価格
一つずつ解説します。
1.愛犬に適したタンパク質・脂質・カロリー

シニア犬は活動量が減り、代謝も落ちてきますが、成犬のころと同じ運動量のままであれば必ずしも変える必要はないようです。
もし、明らかに活動量が減っていたり、気になるようなら3点のポイントを注意しながらフードの見直すのがおすすめです。
- タンパク質は足りているか
- カロリーは多すぎないか
- 脂質を減らしすぎていないか
タンパク質は足りているか
活動する量が減ったり坂道でゆっくり歩くようなら、筋力が落ちてきてタンパク質が不足しているかもしれません。
シニア犬は若い頃よりもタンパク質を取り込む力が落ちているため2~3割増やす必要があります。
不足した場合、筋肉からタンパク質をとりこんでしまうため、筋力が弱ることで更に老化が進む原因となってしまいます。
タンパク質は体をつくるために重要な3大栄養素の一つで、筋肉だけでなく皮膚や血、骨だけでなくエネルギーに変換され、免疫力にも影響してきます。
シニア向けドッグフードのタンパク質の目安は25~35%。
タンパク質20%以下のフードは不足してしまう可能性があるので避けましょう。
自己判断は難しいため、動物病院での定期的な健康診断をおすすめします。
獣医師より血液検査とエコーなどから健康状態のアドバイスが受けられるます。
例えば筋肉量が減ると下がるクレアチニン値の推移を確認したり、外から見えない体調の変化や疾患を発見するきっかけにもなります。
シニア犬は特に年2回の受信をがおすすめです。
カロリーは多すぎないか
活動量が減ってきたのに若い頃と同じフードを同じ量与えつづけると、エネルギーを取り過ぎてしまう場合があります。
肥満の原因になり、関節を痛めたり更に活動しなくなってしまい悪循環に陥りかねません。
ただ、給与量を減らす方法はおすすめできません。
必要な栄養素が取れなくなってしまうため、更に弱ったり病気の原因になることも。
様子を見ながら高タンパク低カロリーのフードに切り替えるのがおすすめです。
脂質は減らしすぎてないか
カロリーを抑えるために脂質の低いフードに変えてしまうと、毛ヅヤが落ちたり皮膚のバリア力が下がってトラブルの原因になりかねません。
適度な脂質のフードを選ぶ必要があります。
脂質の目安は10~15%。
フードを切り替えた場合は、与えながら体重や上から見たお腹のくびれを確認し、適切な量を決めていきましょう。
2.涙やけや食いつきなどのお悩み

シニア期は人間と同様の様々な悩みがでてきます。
そんな悩みごとにフードで対策を検討するのも、フード選びの重要なアプローチになります。
- 関節トラブル
- 涙やけや皮膚トラブル
(炎症・アレルギー) - 食いつき
- 便や消化の悩み
- 口内ケア
それぞれ紹介しますね。
関節トラブル
愛犬が階段や段差を嫌がるようなら関節ケアを検討してもいいかもしれません。
人間でも知られる関節ケア成分で対策する方法があります。
シニア向けドッグフードの中には高配合のプレミアムフードがありますし、サプリも多く発売されています。
- グルコサミン
- コンドロイチン
- MSM
涙やけや皮膚トラブル(炎症・アレルギー)
涙やけ、皮膚のトラブルなどでお悩みなら、アレルギーや抗炎症対策を意識したフードの見直しで対策をすることも可能です。
- グレインフリー・グルテンフリーにする
- 抗炎症効果があるといわれるオメガ3(EPA/DHA)を取入れる
- フードの主原料や安全基準を見直す
市販のフードで原材料が曖昧だったり、穀物主体のフードを与えているなら、肉系原材料のフードに切り替えることをおすすめします。
また、アレルゲンであるグルテンを除去したグルテンフリーや穀物自体を使わないグレインフリーは海外のプレミアムフードはほぼ実現しています。
アレルギーになりにくい魚やアヒル肉、ラム肉が主原料のフードも販売されています。
添加物が悪さをしている可能性もあります。
ドッグフードは原材料に含まれる添加物は表示しなくていいなど、食品よりも安全基準が低いのが現状で、気づかずに沢山摂取してしまうことも。
安全対策がしっかりしたフードに変えるのもおすすめです。
ただ、症状がひどい場合は獣医師に相談してアレルギー検査でアレルゲンを究明したり、投薬の治療をおすすめします。
食いつき
好き嫌いが激しかったり少食の場合、必要な栄養素がとれていない場合があります。
シニアになれば代謝や消化機能が弱るので、早めの対策が必要です。
ただし、新しいフードに切り替えても食べてくれなかったら…と思うと腰が重くなってしまいますよね。
今は少量で100円からお試しできるフードもあるので、活用してみましょう。
骨は折れますが、わんちゃんの嗜好に合うフードを探し続けましょう。
便や消化の悩み
健康状態のバロメーターの便をチェックしてフードの見直しを検討することも可能です。
例えば便秘やころころうんちの原因は、フードに含まれる副産物のビートパルプかもしれません。
柔らかいうんちが続く場合は消化不良でフードがあっていない可能性があります。
乳酸菌や酵素配合のフードを試すのもおすすめです。
水様の便が日続いて脱水気味だったり、血便の場合は獣医師にみてもらいましょう。
口内ケア
犬にとって口内ケアはとても重要で、歯周病菌が全身に回るとわんちゃんの命に関わることもあります。
ワンちゃんは食後数時間で食べかすが歯石になってしまうため、犬の7割は3歳までに歯周病にかかっていると言われています。
フードから歯周病対策ができる商品も出ているので、やってみる価値があるかもしれません。
具体例はこちら。
- 自然由来のデンタルケア成分配合
- 歯磨きパウダーをふりかける
- 噛まないと飲み込みにくい形状で歯石を防ぐ 他
以上、シニア犬のお悩み別対応を紹介しました。
3.愛犬に合ったフードのタイプ・大きさ

フードのタイプや大きさはわんちゃんの食いつきにも関わってくるため、形状でフードを見直すのもおすすめです。
小型のわんちゃんや抜歯をしている場合は更に小粒のタイプに変更してみたり、ドライフードにウェットフードをトッピングにするなど工夫をしてみましょう。
フリーズドライのフードは栄養素をしっかり残せる加工方法で、お湯をかけることでウェットフードのように柔らくして与えることができます。
シニアのわんちゃんに一度は試してみる価値がありますよ。
4.愛犬に与えたい安全性や品質

今もしお手頃な価格の市販のフードを与えているなら、プレミアムフードを検討してみてはどうでしょうか。
安全性や品質はコストを抑えるために削られる部分です。
プレミアムフードは、価格はある程度するかわりに、主原料は本来の食事に肉を使い、安全基準を高め、様々なこだわりや特徴のあるフードです。
こだわりの例ははこちら。
- 主原料は平飼いの鶏肉
- 原材料の産地を全て公表
- 人間が食べられる材料で作られている
反対に、かさ増しで穀物を主原料にして肉系原材料を減らしたの市販品は質の悪いタンパク源なのでシニア犬にはおすすめできません。
品質や安全性は価格とトレードオフの関係です。
どこまでこだわるかは難しいところですが、「有害な添加物だけは避ける」「グレインフリー(穀物不使用)はこだわらないけど、アレルゲンを除去したグルテンフリーは条件にする」など、線引をするのがおすすめです。
5.続けられる価格

よいプレミアムフードは手がかかっている分価格は跳ね上がります。
逆に、価格を優先すれば1kg1000円以下でも手にはいりますが、注意が必要です。
価格を優先したばかりに低品質のフードを与え続けた結果、アレルギーや病気にかかり、長期的にコストがかかってしまうことになりかねません。
そこで、自分がいくらまでならドッグフードにかけられるか、具体的に算出してみるのがおすすめです。
- 検討しているペットフード1gあたりの金額を確認
- 体重別で推奨される1日に与える量を確認
- 1日あたりの金額を算出
- ③の金額✕30日分を算出
これで毎月かかる額を算出することをおすすめします。
例:A商品がは一袋1,500gで3,000円のため1g2円。
愛犬は体重5kgなので1日に与える量が100gのため1日あたり200円。
200円/日✕30日で月額だとおよそ6,000円となる。
どうですか?
具体的な金額に落とせば、どこまで支出できるかイメージしやすいですよね。
フードによっては定期割引制度があるので、毎月の必要量が算出できていれば購入する量やタイミングもわかりますね。
「買いすぎで賞味期限切れ」や「買い忘れ」も防げるので、フードの購入は定期制度の活用がおすすめです。
まとめ
シニア犬のペットフードを検討する上でチェックすると選びやすい5つのポイントを紹介してきました。
- 愛犬に適したタンパク質・脂質・カロリー
- 涙やけや食いつきなどお悩み
- 愛犬に合ったフードのタイプ・大きさ
- 愛犬に与えたい安全性や品質
- 続けられる価格
フード選びは考えることがたくさんあって大変ですが、重要なのは飼い主が納得して選び、わんちゃんが喜んで食べ続けてくれることですよね。
世の中には安くで安心できないフードも出回っていますが、ぜひ続けたい!と思うフードもたくさん販売されています。
お試しや割引などを活用して、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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